こんにちは、ばたチャンです。
芸術と聞いて、まさか『うひゃ!うひゃ!きたー!』と感極まって大声出すようなことはないでしょう。
私は芸術は好きですが、だからってガチガチの芸術の話をするつもりはなく、そこから人それぞれの考え方、感じ方、表現の仕方を書いていきたいと思います。
なぜこの話をしようとしたかというと、昔聞いた一つのエピソードがあります。それはある学校は特別支援学校の写生大会の話です。
その日はよく晴れた天気で絶好の写生大会日和です。先生が絵を描いている生徒たちを見回っていると、一人の女の子の生徒が一生懸命に空を描いていました。
ふと見ると、先生は不思議なことに気づいたのです、普通、青空は文字通り『青色』に色を塗りますよね?しかし、その生徒は空を『黄色』に塗っていたのです。
空は青色に見えるのに黄色?不思議に思った先生は、黄色に塗っている生徒に『〇〇ちゃん、どうして空を黄色に塗っているの?』とたずねました。すると生徒は『明るいから』と答えたのです。私はこれを聴いた時に、目から鱗が落ちました。
それはなぜか そもそも絵には空が青いからといって、青色で塗らないといけないというルールはないからです。つまり始めに書いた、人それぞれの考え方、感じ方、表現の仕方でいうと
【考え方】青空は青だから青色で塗らないといけないという固定概念があるものですが、黄色に塗った子には、その固定概念すらないのです。目で見たものが全てではない。
【感じ方】青空を青色と見ないで、青空を心で捉えて目から入った色のほかに、日差しの眩しさ、暖かさを素直に感じたのでしょう。
【表現の仕方】心で感じた青空、青い空は太陽のキラキラした日差しが輝いて眩しい、眩しいから絵の具の中で一番眩しい色はなんだろう?目から入った日差しの明るさはなんだろう?と考え、感じて、絵の具で一番明るく感じたの黄色で、自分の空を表現したのでしょう。自分なりの考えで、自分なりに感じて、自分だけの表現をする。
芸術のルールと見出しを書きましたが、絵などは見たまま描くのが絵ではないのです。見たままなら写真で充分、見たままなら写真以上のモノはないからです。
自分なりに考え、自分なりに感じて、自分だけの表現をする。それが本当の芸術だと私は考えています。考えているから感じたまま書いて表現しました。芸術は型にとらわれたモノではなく、あえて型から飛び出したモノだと思います。
今の地球に何十億の人がいますが、何十億通りの芸術的な表現があっていいのです。芸術は難しくなく、逆にとても柔らかく馴染みやすいモノです。皆さんも自分なりの『考え方』『感じ方』『表現の仕方』を出してみてもいいのではないですか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。